JRAが「王者」を作る!? -サマー2000シリーズ-

 JRAが夏競馬の振興を目的に、今年から『2000』と『スプリント』の2部門で始まったサマーシリーズ。その発想はともかく、2000シリーズの方法には少々疑問があります。

 このシリーズには5レース(七夕賞、函館記念、小倉記念、札幌記念、新潟記念)用意されていますが、G2の札幌記念以外は全てハンデ戦です。おまけに、昨年まで別定重量戦だったレースまでハンデ戦にしています。「サマースプリント」が5レース中ハンデ戦が1レースであることと比較すると明らかですが、「夏の王者」を決めると言いながら、ハンディキャップを決める主催者の「恣意的な力」が作用する余地が多く、純粋に「王者」を決める雰囲気ではありません。
 まずは七夕賞を勝った「小倉三冠馬」メイショウカイドウですが、このときのハンデは59kg。次は小倉記念を予定していますが、メンバーにもよりますが予想されるハンデは59.5kg。もしこれで好走したら、次の斤量は…。函館記念を勝ったエリモハリアーは56kg。しかし仮に次走ハンデ戦(新潟記念)を使っても、メイショウカイドウのような斤量にはならないでしょう。これは、逆の見方をすると、エリモハリアーよりもメイショウカイドウの方が強いと主催者(ハンディキャッパー)が既に認めていることになるのです。(注:両馬が出走したのは別々のレースなので、単純な比較はできませんが。)
 要するに、本当に「強い」と思われる馬は、ハンデを課されて出走すら危ないということです。これは明らかにより弱い馬(軽ハンデ馬)に有利な設定であり、とても王者決定戦であるとは感じられないのです。JRAが夏競馬を盛り上げようとしているはいいことですが、せっかく賞金が出ていても強い馬の出走がなければ結局中身はこれまでどおりです。
 こんな共産主義的な王者決定戦がどこにあるのでしょうか。


 まあ、たかがギャンブル、馬券が買えればいいだけで、誰が王者になろうと関係ない…という方たちがほとんどでしょうが、せっかくやるのだったら、もう少し公正な方法を取って欲しいですね。

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