ラノベ感想  「AURA  -魔竜院光牙最後の闘い-」

 お久しぶりです。

 2ヶ月以上間があきましたが、特に病気をしていたとかそういう理由ではありません。
 仕事や家庭の事情により、ブログを書く時間がなかったというのもありますが、「よし、書こう!」という思いに至らなかったのも事実です。

 それはさておき、「よし、書こう!」と久々に思ったのは、この作品の紹介のためです。

 「AURA  -魔竜院光牙最後の闘い- 」(ガガガ文庫) 著者:田中ロミオ

 主人公・佐藤一郎(通称:メンズ)は「高校デビュー」を果たした。中学時代の「悪夢」を振り払い、生まれ変わるために。
 クラスの人間関係も上手く回り始めたと思っていた矢先、夜の校舎(「Kanon」の舞を思い出すなぁ!)で「魔女」と出会った。
 しかし、その魔女の正体は全然学校に登校していなかった同じクラスの「佐藤良子(通称:レディス)」だった。
 彼女と出会ってからというもの、かつて彼が経験した「悪夢」への道を進んでいく気配が…。

 過去の傷を隠しつつ、担任(通称:どりせん)に命ぜられるまま嫌々良子の「探索」に付き合うメンズ佐藤と、何故か一郎としか話をしない「妄想戦士」良子、そして決して少なくない(というよりもクラスの半数)の妄想戦士を含めたクラスメイトとの「痛がゆい物語」です。

 個人的には学園ラブコメは大好きなので、期待して読みはじめました。
…いや、面白かったです。私のラノベ読みは「通勤用」ですので、普通は家に帰っても読み続けることはしないのですが、これは続きが気になって気になって仕方がなかったのです。

 タイトルからくるイメージとは違い、「夜の校舎」が出てこようとも、「奇跡」は一切ありません。「魔女」が出てこようとも「魔法」も一切ありません。奇跡は、魔法は、高校生の「妄想戦士」の妄想の中でしかありません。この物語の設定は、ある意味至ってノーマルです。(違う意味でアブノーマルですが(苦笑))

 痛がゆい…と書きましたが、いわゆる「イタイ人」がいっぱい出ていたのと、妄想戦士に対する一般人の「イジメ」の場面なんか、じわじわと迫りくる苦痛…みたいな妙なリアル感があったので。それとオタクな人には多かれ少なかれある「妄想の世界」がパワー全開なんです、妄想戦士達は。よくもまぁ、著者はあれだけの台詞がかけるもんだと感心しておりました。
…内容はイマイチ理解できませんでしたが。(苦笑)

 出会ってからすぐに良子の「メッキ」は剥がれてしまう訳ですが、それでも「妄想」を貫き通し、孤独を愛しているふりをして本当は寂しがり屋、一郎から「同じ匂い」を嗅ぎ取り、一郎に相手をしてほしくてたまらない良子の気持ちと、自身の中学時代の経験から良子の行動のイタさが分かるだけに、関わらないようにしたいのに関わってしまうという揺れ動く一郎の気持ちのもどかしさが精神的に痒く感じられました。この物語のキモはここでしょう。 

 とにかく、タイトルもそうですが、W佐藤の最初の出会いの場面を読む限りでは「冒険活劇モノかなぁ?」と思ってしまった私が馬鹿でした。

 そんな彼と彼女にちゃんと「大団円」が用意されています。(注:「最後の闘い」後の話です。)
 これには正直、呆気にとられました。(どりせんにはやられた…。)
 「眼鏡」(注:モノのたとえです)を外したら実は美sy…というのはお約束。

 ラブコメ好きな人、電波系の女の子に魅力を感じる人にはおすすめです。
 逆に、イタイ奴に嫌悪感がある人にはおすすめできません。(イタイ奴大量出演)
 また、イジメが出てくるものの、基本的には「ラブコメ」ですので、本当に「精神的にイタイ本」が好きでない人にも安心して購入することができます。



AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫 た 1-4)
小学館
田中 ロミオ

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