織田信奈の野望 2 (GA文庫)  感想

 近頃、シヴィライゼーション4にハマってしまい、なかなか感想がUPできなくて申し訳ありません。

 一応1日1冊ペースで読んではいるのですが、感想を書く時間を惜しんでゲームをしているので、読後しばらくしていざ書こうとしたら本の詳細が思い出せないという悪循環に陥っています。

 それでも、これから紹介します標題作は面白かったのでしっかり書けました。


◎ 織田軍美濃攻略

 なぜか戦国時代に飛び込んでしまった高校生の相良良晴(♂)は、尾張の姫大名、織田信奈(♀)と出会った。良晴は信奈にサル呼ばわりされてこき使われたり、桶狭間の戦いで活躍をしたりと、少しずつその時代に馴染んで過ごしていた。そんな中、信奈と近江の浅井長政(♂)の縁談が持ち上がった。想定外の事態に驚愕し、動揺する信奈の家臣団。 
 良晴は信奈に諌言して縁談を阻止したいが、身分はまだ侍大将。一刻も早く美濃の稲葉山城攻略という大功を立てなければならないと焦る。だが、その良晴の前に美濃の堅固な稲葉山城と謎の天才軍師・竹中半兵衛(♀)が立ちふさがる。あせる良晴はどう行動するのか…。

 前巻はアッと言う間の早いストーリー展開だったので追うだけで精一杯でしたが、今回は美濃・稲葉山城攻略戦のみで1冊。今回の展開のほうがじっくり読めて私的には好きですね。

 まずは、今作のメインゲスト的な新キャラ・竹中半兵衛(♀)はバリバリのロリ属性。前田犬千代(♀)、蜂須賀五右衛門(♀)、ねね(♀)と属性モロかぶりですが、このロリラッシュは作者の趣味の表れか?
 そしてもう一人の新キャラ・浅井長政(♂)が登場しました。少々テンプレなイケメン小悪党キャラですが、信奈を巡っての信晴のライバル(?)として、また腹黒な人物として存在感を発揮しました。今後、本作の鍵を握る人物になるかもしれません。
…半兵衛と信晴による「おめん子」ネタ、あれは関西人にしか通じないのでは?(苦笑)

 長政との神経戦、信晴と長政を両天秤にかけてしまう信奈の思いと「身分違い」を理由に自身の気持ちを押さえ込もうとする信晴の思い、信奈のツンデレ、信晴と半兵衛とのやりとり、ラストの信晴と道三のやりとりなど、ニヤリとしたり熱くなったりホロリと来たり、この1冊でかなり楽しめました。

 ただし一点。
 前巻でも書きましたが、今巻もやはり信晴の「前の世界での言動」を匂わせる記載が戦国ゲーム以外ほぼないのは少し寂しいですね。
 普通、いきなり他の世界に放り込まれた人が前の世界のことを懐かしむことがあってもいいのではないかと思いますし、前の世界に帰りたいと思う心理も当たり前ではないかと思います。前巻の感想で「ゼロの使い魔」と似ていると書きましたが、主人公・才人の「不安定要素」として上手に使っており、この部分は本作とは決定的に違います。
 今巻で、良晴の記憶する「歴史」とのズレが出てきて、彼の不安定要素として伏線が張られていますが、それ以前に、明るくて度胸があるように見える「明」の良晴が前の世界を気にする…という「暗」の要素が意外とスルーされているのは不思議です。コレが書かれていれば、もっと味のある主人公になるように思えますが…。

 まあそれはさておいて、意外にも(失礼!)かなり面白かったので、今後も期待の★5つとします。
…ただし、作者あとがきによると次巻は信奈上洛…ってえっ、もう上洛するの??



織田信奈の野望 2 (GA文庫)
ソフトバンククリエイティブ
春日 みかげ

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