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zoom RSS ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫) 感想

<<   作成日時 : 2010/03/13 01:05   >>

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 標題作ではありませんが、有川浩の「シアター!」読みました。
 いや、広い意味での業界関係者としては、よく書けてるなぁ…と感心しました。まさに新レーベル「メディアワークス文庫」が本来狙っているところにハマってます。
 久しぶりに実のある感想が書けそうですので、これは後日のお楽しみ。

 さて、標題作の感想など。


◎ トラウマを前向きにかえる青春物語

 文研部に所属する五人、八重樫太一・永瀬伊織・稲葉姫子・桐山唯・青木義文は、奇妙な現象に直面していた。前触れなく起こった青木と唯の“人格入れ替わり”。それは次々と部員全員に襲いかかり、彼らを異常な日常に放り込む。戸惑いつつもどこかその状況を楽しむ太一たちだったが、心の連鎖は彼らの秘めた心の傷をも浮かび上がらせ…。平穏が崩れたその時、五人の関係は形を変えるのか…。
 第11回えんため大賞特別賞受賞作品、愛と青春の五角形コメディ。

 いやぁ、正直意外と面白かったです。近頃、この場でもこの手の本で登場人物の裏…というかこれまでの生き方考え方という部分が見えづらいことを愚痴っていましたが、登場人物の裏と表がしっかり書かれていたので、彼らへの感情移入がすんなりできました。

 ただ、普通のラノベなら2〜3冊に分けて書いても不思議じゃない大ネタを1冊に詰め込んでいるがために、彼女たちのトラウマがらみのエピソードの深みが今ひとつだし、1人1人の解決があっさりしすぎていて、後ろの方は少々駆け足気味だったのは残念なところでした。このあたりがもっとしっかり書けていればより面白かったと思います。そういう意味では、受賞作であるがために1冊で出してしまったのはとても惜しい気がします。

 あと、これは個人的な趣味の問題ですが、太一一人が3人とも解決しちゃうってのは、ちょっとやりすぎ…というか、いかにもギャルゲ的展開だったなぁ…と思います。青木浮かばれねぇ。でも太一が自分の本質を理解できたのは青木のおかげなので、それでOKかな。

 <ふうせんかずら>の目的が結局何だったのかよくわからないまま終わってしまったのは、ちょっとした気持ち悪さで残っていますが、いずれにしろ、一歩間違えば単なるコメディで誤魔化しが効く題材を前向きな物語に仕立て上げたのは好感が持てました。

 新人レートで★5つです。近頃甘いなぁ…。

 蛇足ですが、イラストの数から言っても、内容から言っても、結局ほとんどが稲葉のターンだったような気がするのは私だけか。本当は太一との関係からもストーリーの盛り上がりから見てもメインヒロインであるはずの永瀬は、イラストで目立ったのは表紙だけだもんね。
 もしこれの2が出たら、稲葉と永瀬の恋のさや当てが読めるかもしれませんね。稲葉のツンデレ期待。



ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
エンターブレイン
庵田定夏

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ラノベと関係なくて申し訳ない。
気が付いたらハプスブルク展が終わってた。
おそるべし1月はいぬ二月は逃げる三月は去る。
KMT
2010/03/16 19:33
 KMTさん、こんばんは。
 ハプスブルグ展は、24万人。
 季節外れの大入りでビックリ&お疲れでした。
 ホッとしたのもつかの間、そろそろ異動の内示の予感。
 年度末は、まだまだあわただしいようで。
如月
2010/03/16 23:45
おめでとうございます。
やはり人気なんですね中世欧州。
異動は私もドキドキです。知事選の関係で例の臨時サンは少なくとも6月までは居ると思うし現状維持が良いです。
ええ、邪な動機ですね。動きたくないよ〜。
KMT
2010/03/21 00:18
異動が決まりました。
今度は京都市内の某単科大学事務局です。
しばらく同じ京都ということで、今度ともよろしくお願いします。
如月
2010/03/24 10:45

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